金曜日の夜、ゆう子と利恵は、キッチンで一緒に料理を作っていた。
 利恵が料理が上手なので、ゆう子は、「利恵先生」と冗談っぽく言っていた。
「花嫁修業してね。わたしはずっと愛人でいるから」
 利恵は真顔でそう言った。
「なんで? コロコロ変わるね。それに利恵ちゃんの方が家庭に向いてるよ」