「なんか、かわいいなあ。松本涼子」
 利恵がトイレの方を見て言った。
「まあ、普通にアイドルだし」
「妹にしたい感じ。背が低くて、表情がコロコロ変わって、我儘そうで、口がたつから叱ってあげたい」
 利恵の言葉に、
「へえ、利恵ちゃん、そんな母性みたいな優しさがあるんだ。意外」
 ゆう子が笑うと、「失礼な」と利恵が、ぷいっと顔を背けた。