耳元で呟く。
「なに、やぶからぼうに」
 友哉を睨もうとしたが、すぐに目が泳いでしまった。
「さっき松本と連絡した。お母さんの世話を父親と妹だけにさせておくのはどうかと思うぞ」
「お金dots入れてるし、でも、帰ろうとすると足がすくむんだ」
「すくむ?」
「お母さんが怖い」
「もう学校に行けとは言わないだろ」