利恵はスカートの裾をふわっと浮かせながら移動をした。そよ風が舞うようないつもの所作だ。
「可憐な方ですね」
と涼子が無表情で言う。
「うん。清楚可憐なこちらは友哉さんの彼女の宮脇利恵さん」
 利恵の隣に座ったゆう子がそう紹介すると、涼子が、
「え?」
と、声を出し目を丸めた。利恵をじっと見る。すると、利恵も涼子をまじまじと見つめた。長く見つめ合う二人。