「友哉様、そのRDを仕舞っていただけませんか」
 老人は顔面蒼白のままだ。
「ベランダからいきなり現われて、人に悪態を吐いたり、寝ているゆう子を見たり、車の中に突然飛び込んでくるおまえらを笑顔で迎える奴がどこにいるか」
「ゆ、友哉さんに一票」
 利恵が震えながら呟いた。
「あれが入口だ。分かるか。玄関というドアだ」