今度は、手品のように手の中に出した布きれで汗を拭いながら大らかに笑うが、友哉は面白くなさそうな顔をしていた。
「このマンションも位置情報を破壊しているようだが、突然現れるな。レベル不明で撃ってしまう」
「このマンションは何もしてませんよ。我々が友哉様とお話をするために来るには適した場所です」
「このマンションは安全?」
「はい。おかしいですね。その説明がなかった? 若い者を派遣すると友哉様に緊張してしまうんですね」