テーブルの上の週刊誌を見た涼子は、
「よかった。危うくわたしと先生が熱愛になるところだった。奥原さんがいるのに」
と言った。
「涼子ちゃん、成田空港の近くの病院ではありがとう」
 ゆう子が確認するように訊いてみる。目を丸めて、神妙な表情になっていた。
「成田空港? ああ、この前ですか。晴香に来てくれって言われてマネージャーと行ったけど、何をしにいったのか覚えないんです。ずっと寝てたのかな。後で晴香に聞いてみます」