第五話 帰ってきた夢「涼子」

 

 友哉は、死んだように眠ってしまって起きない利恵をホテルに置いて出てきた。
『先に帰る。イベントは間に合わないと思うけど、会場の方の六本木に行く。もし起きたらここに電話をして。スパの時間にアラームをセットしてある。それから部屋は二泊にしておいた。好きな時間に帰りなさい』
 電話番号のメモを残し、五万円を置いていった。