まさに小悪魔のよう。自信たっぷりに笑みを零しながら友哉の肩を人差し指で、つんつんと押した。友哉が何も答えないのを見て、
「あ、そうだ。さっき、奥原さんがいたから言えなかったけどdots
 涼子はタクシーの運転手に、一万円を渡し、「ちょっと待っててくれますか」と言って、また車から降りた。
「なにを身構えているの? 昔の話じゃないよ。あのレストランで、誰かに突き落とされたんだ」