「なんだって」
「あなたがトイレに立った。いや、帰ろうとしたのかな。とりあえず、待ってようと思って風に当たっていたら、背中を押された」
「おまえが飛び降りた後、そこには誰もいなかったぞ」
 友哉は、涼子の周囲にも目を光らせていたのだ。
「すごく痛かったもん。背中が。まだ痛いから」
「どこだ?」