line涼子なのか俺なのか晴香なのか。俺たちなのか。

 友哉はしばらくエントランスに立ちすくんでいた。そして消えたタクシーの影を見るように、夜の帳が降りた街をずっと見ていた。呼吸を整えると、ようやく、涼子がさっきまで隣にいたことを実感し、驚き、震えていた。