「くそ、本当に来られないんだ!」
「持ってきました」
 涼子が戻ってきた。
「あなたがやって。わたしは引き続き、彼の体を温めるから」
「はい」
 涼子は手が震えていて、説明書も開けなければ、AEDを取り付けることもできなかった。
「なにやってんのよ。できないなら胸を叩いて!」
「はい」