「女二人の力だ。涼子ちゃん、彼にKissして。ほっぺでもいいから」
「え? あ、はい」
 涼子は嫌がる様子もなく、友哉の頬に唇を付けた。AEDを取りにさっと走ったことからも機転が利くようだ。友哉はさらに生気を取り戻し、
「急に気が遠くなった。真っ暗闇になった。おまえ、おでこに血が着いてるぞ」
 涼子を見た友哉の顔は、だが、まだ青白かった。
dotsおまえ?