「ご機嫌斜めですね。奥原さんはこのひとが好きで、寝ようと思ったところをわたしが邪魔したからですね。いやらしい」
「いやらしい? あんたが昭和の娘か。あのさ、さっきから、このひと、このひとって。佐々木さんって言うのよ。帰る前に自己紹介でもしたら」
 涼子はその言葉を聞き、
「えっちができるなら、片想いじゃないですね。Kissもしてないって言ってたあの会見は嘘ですか」