「ちょっと急いでたんだ」
 ゆう子を見やる。
「そんな関係だったのか。だから写真集を持っていたのね。業界は狭いね」
 ゆう子は目を丸めたままだ。
「狭いけど、ずっと会ってなかった。ナンパした記憶はないけどお会いできてよかった」
 ゆう子がその言葉を聞いて、
「よくないよ。友哉さんが死にかけたんだから」