「ごめんなさい。いなかったみたい。ただの突風だったのかも。AZにも君は酔っぱらってるのかって叱られた。モンドクラッセの女のことは気にしてないから、嫌いにならないで」
 殊勝に言い、頭も少し下げる。すると、それを見た涼子が、
「さすが、衝撃の片想いですねえ」
と言って、小さく失笑する。ゆう子が瞬く間に顔色を変えた。また激高させてしまう。