「そうそう、この前いただいた作品を映画化にするために、父が根回しをしているようですよ。わたしが主演で。なんてね」
 涼子がどちらともなく言うが、ゆう子が、
「友哉さんの作品なら、わたしが主演に決まってるでしょ」
と言った。
「そうか。それが目的で、片想いをしてるんだ」
「なにい!」