機嫌が悪そうだ。友哉は肩を落としたが、気を取り直し、
「今、クレナイタウンにいるが見てるか」
と訊いた。
「見てなかった。浮気ばかりしているから」
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「いま見ました。なんですか。なんにもないですよ」
「怖すぎるよ、ゆう子ちゃん。君の怨念じゃないか。実は俺のリングが赤く点滅している」
「え? たいした事件も何もない日ですよ。昔の女に刺されるんじゃないの? ブサ」