ショックを受けているようだった。
「すまん。体温が下がる病気にかかっていて、セックスのようなことで体を温めてもらうんだ」
 仕方なく嘘を言う。
「あなたは、奥原さんが好きなんですか」
「好きも嫌いもないよ。仕事上の付き合いだ」
「なのにセックスするんですか。汚いな、大人は」
「おまえも二十歳になったら、もう大人なんだから、少し年上の人を、大人って言うのはどうかな。ゆう子はまだ二十七歳だ」