お酒のせいか暑苦しくなったゆう子は、ベッドの中で、スウェットの下を脱ぎ、白い下着とスウェットだけになっていた。ブラも外していて、とても無防備に寝ていた。
 よく「行儀が悪い」と叱られる。
「そんなに美人なのに、胡坐をかいて座るな」
 最後にわたしにそう言ったのは誰だろうか。皆に言われるから覚えていない。叱りながら傍にいてくれたらいいのだが、皆、いなくなる。だからか、怖い夢と寂しい夢ばかり見る人生。ゆう子はナイトテーブルの上にあったパニック障害の錠剤の薬を取ろうと手を伸ばしたが、水を用意してなかった事に気づき、また浅い眠りについた。