男たちにも同じように優しく接していて、陰徳も積んでいて、貧困国の子供たちに定期的に寄付もしている。「まるで優しさの大安売りだ」と、ゆう子は呆然としてその映像見ていた。
 ゆう子は、彼と自分が幼馴染で、ずっとその彼と交際していたかのような錯覚すら覚えた。
 泣いていた。ゆう子は涙が出てとまらなかった。
lineこの男性は、なぜこんなに人に裏切られるのだろうか。つまり、優しい人間は貶められるという証拠か。
 悲しくて、あまりにもその生き方が真剣すぎて、なのに不運ばかりが続く男の人生を映画で見せられたような気分だった。