「今、友哉様に与えた薬のような栄養素で足は治りましたが、そのうちに副作用が出ます。友哉様の精神力ならその副作用に苦しんで自殺することはないと思いますが、怖いのなら、もうひとつ、今のクスリを無くしてしまう光も持ってきましたがどうしますか」
 トキと名乗る男は、「光」と言いながら、自分の左手のリングを友哉に見せた。プラチナカラーのリングは無機質だが、やはりダイヤモンドのように硬質に見え、艶があった。
「足がまた動かなくなる?」
 友哉は動くようになった足を愛しそうに擦りながら、彼を見上げた。