「念じてください。銃が必要だと」
 友哉がなんとなくそう考えると、自分の手の中にPPKが現われて、手のひらに吸い付くように収まった。まるで目に見えない風船が膨らんだようだった。
「我々の世界ではモノを減らすために、そうこの時代で言うゴミを減らすために、モノを圧縮して小さくする技術を開発してあります」
「念じると出てくるって…
「友哉様が超能力者になったのではなく、リングの中にある技術が転送させてきたのです。私のスーツの中から友哉様の手の中に」
「これでテロリストや悪党と戦う? あんな弱々しい光線で」
「友哉様、らしくないですね」
 トキが苦笑した。
「らしくない?」