「このリングと俺の脳と、この拳銃が繋がっているのか」
「そうです。相手を撃つ際にかかる友哉様の筋力と心理状態を瞬時に計算し、威力の調整を自動で行います。慣れれば友哉様の意思でも調整できます」
「君が俺に殺意がなくて、君が善人だったら、毒物を持っていてもそれを撃てないとか」
「そうです。毒物で人を殺すとは限りません。調子が出てきましたね。時間がないからその調子でお願いしします」
「テロリストが持っている銃だったら、ピンポイントで撃てる?」
「御名答です」
「ちょっと待て」
 友哉が考える素振りを見せ、トキと名乗る男も口を閉ざした。