「友哉様に怖いことがあるのですか」
「さっきから人を知っているような言い方をするなって」
「私を見て驚いたのは最初の三十秒ほど。今、脈拍が七五。生い立ちから調査して知っております。暗くなっても墓地を通る近道で友達の家に行っていた。ご自分が怖いのかも知れませんが、その銃を持てば自分に理性があると分かります。それに夢を無くした今は死んでもいいと思っておられる」
「夢?」
「一緒に夢を叶えようとした女性がいなくなりました」
「またそれか。名前を言うなよ」