「それどころじゃない。扉を閉めてくれ」
 処置室の一点を見つめている友哉の目が鋭くなっていて、ゆう子はそれを見て安心し、扉を閉めた。
「あ、しまった。利恵さんのスマホから見られることを教えればよかった。ポケットか鞄に入れてある。真っ暗だ。バーの防犯カメラは壊されてる」
「店の中を見られても解決しない」
「友哉さん、バーの位置、正確に分かるけどdots