「ハルカの後輩が、君の娘なんだろう。ハルカはそこの大学に通う、ここの常連客の学生さ。ハルカ・キタジマだよ」
「ありがとう、リチャード。もう一杯もらえないか」
 友哉が息を吐き出しながら、笑顔を作った。
「リチャード? ああ、君にも分かるかい。よく言われるよ。私はもっと若くて男前さ。でもリチャードでいいよ」
 まんざらでもないようだ。
「リチャード、頼みがあるんだ」