成田行きの便の搭乗記録を調べるよう、桜井真一に頼んであり、彼から電話がかかってきたのが、午後九時を過ぎたところだった。
「喜多川晴香って女なら、成田行きの便に乗ってるよ」
と、ぶっきらぼうに言った。
「本当か」
 スピーカーで聞いていたゆう子と利恵が思わずバンザイをした。
「例のことは?」