「晴香のお父さんも? ならいいか。おじさんでも、男の人がいないとね。わりとイケメンだし」
 利恵は、銀行で使い慣れている笑顔で何度も頷いた。
「じゃあ、晴香に電話するね」
「ほんとに?」
 次から次へと願ったり叶ったりになると、利恵は目を輝かせた。
 北島春香が、スマホの充電を気にしながら、晴香に電話をかけた。