ゆう子は最低限、持っていかないといけないものは何か分からず、部屋中をイライラしながら徘徊していた。しかし、友哉とリングで通信をしながら、ある知人のフェイスブックにメッセージを入れた。それは松本涼子だった。
「ロスから日本まで俺を転送するのか」
 大学で待機している友哉は仰天している。
「そうよ」