「喜多川晴香の父親と友達です」
 ゆう子が救護室の扉を叩きながら叫んだ。
すぐに扉が開き、中から警察官らしい男が出てきた。伊藤大輔だった。
「お、奥原ゆう子? いったい、どうしたのか」と目を剥いた。
「この人をベッドに。晴香ちゃんの近くに」
 ゆう子が哀願すると、人気女優の必死の形相を見た伊藤はすぐに仲間を呼び、友哉を運んだ。医師が飛んできた。