「え?」
「一台、猛スピードで抜いていきましたがdots。六本木の事といい、松本が何かやったんですか」
「何もやってません。涼子ちゃんの事務所にはわたしの社長から連絡をして、改めてお詫びとお礼に伺います」
「は、はい!」
 桜井真一の部下が、友哉に頼まれて涼子を追跡していたのだ。そういえばさっき、一人、利恵の銀行にいた刑事がいた。桜井が撃たれて、先に成田に行ったのだろう。だが、他の刑事は涼子を警護している。