性看護師にも目を向けた。それほど美人ではないが、歳は三十歳くらい。少し、友哉さんに触ってくれないかな、と考えた。
「この人、お母さんに抱っこされたことがなくて、だから女の人に触ってもらったりすると、元気になるんです」
 実は本当の話だった。ゆう子はそのことでも友哉の過去に泣いたのだ。生まれた時からいないのならまだましだった。友哉は、母親から嫌われていたのだ。
「南野さんも少しだけ、触ってあげてください」