「できる。一日、あればできるし、夫がきたら前金も少しなら払える」
 友哉が戻ってくる保証はなかったが、時間を稼がないと、学校の人たちも危ないと考えたのだ。
「わかった。おまえの旦那が来るのは何時だ?」
 午後五時を少し過ぎたところだった。
「今、仕事に行ってるの。だから八時か九時にはきます」
 彼は長く待たされることを嫌がったのか、渋い表情を作る。だが、またグラスを手にとって、銃は椅子の脇に置きかけた。