「わたしを使って、恋の駆け引きをしないでね」
と言って、洗面所に逃げた。
「わたしが男好きで誰とでもやるように見えるんでしょ。確かに男の人のあれは好きだけど理性はあるよ。しかも有名女優じゃん」
「そうだな。今からAVデビューする気もないようだしな」
 素っ気なく言うと、ゆう子はイラッとした表情を作り、ワインを一気に飲んだ。
「明日の事があるからあんまり飲むな」
「あなたが飲ませてるんじゃないか」