奇妙に真剣な表情で言う。ゆう子は不審に思ったが、一人で友哉に何かしてくれるのかと思い、
「五分くらいならいいよ。でも女が二人で触った方が回復するから、用が済んだらすぐに呼んで」
と言って処置室から出て行った。看護師も点滴を施していなくなる。ゆう子は、自分の背にいる涼子が妖艶な笑みを零したことに気づかない。
「よく倒れるな、おまえ。なんか悪い病気になってるのか。勝手に死なれたら面白くないんだよなー」