「男狂い」「気持ち悪い」「美人だからって調子に乗ってるよ」「アイドルだっけ? 違うって、卒業した瞬間にAV女優になるんだよ」
 人を嗤うことでしか快楽を得られない悪魔たちの部屋で、涼子は孤独に泣き、やがて立ち上がると、こう言った。

line殺してやる。汚い大人の女たちを守って、わたしだけを棄てるなんて、絶対に許さない。

 処置室のベッドの上で薄く目を開けている友哉を見ながら、涼子は昔からある童謡を口遊んだ。