モンドクラッセ東京の一階に降りてきた友哉は、そこで見知らぬ男に声をかけられた。日本人、四十歳くらいのサラリーマン風である。体格もなく、年相応に老けている。
「利恵と喧嘩になりましたね」
 フロントの前のロビーで二人は対峙したが、友哉のリングは警告の赤い光は点滅していなく、友哉は「誰?」と首を傾げながら、無視をしようと歩き始めた。