「神に近い能力を持っています。進化した脳です」
「進化した脳を持った人間がいるのに、戦争をしているとは滑稽な進化だ」
「ごもっともです。お恥ずかしいかぎり。私も、欧州から千年後のこの国に逃げてきました。移民です」
 少し溜め息を吐いた。友哉の指摘が正鵠を得ていたのだろう。
「そうか。君はクロアチア人か」
「御先祖様がサッカー選手でした」