「この先を行けばサッカー場がある。観ていくか」
「あと、一時間ほどで消えます。時間を稼いだらいなくなるですか。晴香様、さすが友哉様の娘です」
「晴香様ねえ。顔だけだぞ、あいつ」
 友哉の言葉にカロリッチは笑いを堪える表情を見せた。
「車を止めていただけたら、あの公園のトイレから消えます」
 そう言って、車の窓から道路の脇にある小さな公園を見た。