「どこに女神がいるんだ」
「あなた様の周りに」
「悪女しか見えない。だけど、悪女は退屈しないから、それなりに守るよ。さあ、女よりもスポーツだ」
「ありがとうございます。トキ様が泣いてお喜びになる土産話になります」
 友哉が気障な所作でハンドルを切ると、車はスタジアムの駐車場に滑り込んだ。友哉のポルシェを見た駐車場の警備員は、いつものように友哉を専用駐車場に先導したのだった。