頁を捲ると、いろんな場所にマーカーで線を引いてあり、自分の字でメモも記してあった。
line命をかけた謝罪だった。国を守るために、彼は秀吉に首を差しだした。黒田如水は妻から、「また秀吉様に頭を下げてきたのですか」と笑われた。そして、妻も彼に深々と頭を下げて、「ありがとうございます」と言い、涙を流した。
 本にあとがきの頁には、メモが挟んであった。猫の模様が入ったかわいらしいメモ用紙だ。
「わたしの字dots