「お金持ちの小説家が売れなくなって妻をパートに行かせてる上に、残っていた預金はプロの女に使い果たしてしまった。その責任は、わたしにこうして隷従することで少しだけ許すわ」
「隷従って言葉を知ってるんだ」
「その態度が嫌いなのよ!」
 律子がそう叫んで、友哉に浴室のお湯をかけた。
「隷従くらい知ってる。作家先生を気取って偉そうにしないで」
「すみません」