友哉が頭を下げて、律子の背中を再び擦った。友哉の髪の毛がびしょ濡れになっている。
「わたしがなんでこんなに怒ってるか分かる?」
「さあ」
「浮気してるでしょ」
と言って、洗面台の方に視線を投げた。
「誰が洗濯してるのかしら、あなたのシャツ。洗剤の匂いがうちのと違うんだけど」
「ホテルのだよ」