涼子は今度は不敵な笑みを零して言うが、目は笑っている。
 友哉は誰かにメールを入れた後、車を発進させると、涼子が、
「やった。ドライブだ。お父さんには言ってある。友哉先生の所に行ってくるって」
と、また満面の笑顔で言った。
「ねえねえ、お祭りに行こう。真中町でやってる。あそこまで行けば中学の時の子たちと会わない」
「祭か。金魚すくいとか見たいが、行くなら浴衣が良かった」