「音楽が古いぞー」
「おまえのリクエストじゃないか。ビートルズとかクイーン」
「わたしは、他の女の子たちと一緒は嫌なの。音楽もファッションも、恋人も」
「それがいいよ」
 虐めをずっと受けていた涼子に、同意をする。学校の同年代の女子と同類になりたくないのだ。そこまでを語らせる必要はなく、頷いていればよい。
line傷ついた女の子には言いたいことを言わせて、聞いていればいい。