車は府中市にある霊園に着いた。辺りはすっかり薄暗くなっている。
 駐車場から墓地の方に足を向けると、
「あの、わたし、車で待っていていいかな」
と涼子が顔を強張らせて言った。
「親父に、婚約者が出来た報告をしてもいいぞ」
「そ、そう? じゃあ、行こうかな。真っ暗なんだけどdots
「夏は肝試しじゃないのか」