「あまり言いたくないが、おまえも調子に乗るなよ」
 足元に落ちた非常用ライトが友哉の顎の辺りだけを照らしていて、涼子は恐怖でまさに失禁しそうになった。
「わ、わたし、何か調子に乗ることをしてた?」
「温泉宿での誘惑の数々。やっていたことは逆だが」
「そうよ。わたしがあなたの背中を流したの」
「まあいいよ。でもdots