久坂は倒れている白いスーツの外国人から離れて、森林の方へ向かおうとした。友哉が振り返ると、そこには誰もいない。銀色のスーツの男は『RD』を拾って消えていた。
「なんだと!」
 久坂が声を上げた。白いスーツの男も消えていたのだ。
「半ば気絶していたのにdots。どこに逃げたんだ」
「いつも逃げ足が速い。それよりも久坂さんに付いてきてもらって助かった」