『嫌だよ。本を書いてるおじさんなんか』
 利恵の母は大きく笑ったが、

line利恵はきっと、賢い男性を好きになるわよ

と言った。

「お母さん!」
 うたた寝をしていた利恵が飛び起きると、利恵の顔の前にコーヒーカップが現われた。
「ゆう子のマンションに行くんだろ。ほれ」